セノの旅-前日譚-
ポケットモンスター、縮めてポケモン。この星の、不思議な生き物。海に森に街に、その種類は100、200、300いやそれ以上かもしれない。
そしてこのポケモンが大好き…というわけでもなかった僕がなんでUSUMを始めることになったのか、きっかけとか7世代の振り返りとかを書いておいて、忘れた頃に読んで懐かしもうかなあと思う。
大学4年生だった2017年、僕は特にポケモンが大好きってわけじゃなかった。一番最初に買ってもらったゲームはエメラルドだったし、ファイアレッドとパール、不思議のダンジョンもプレイしたくらいにはポケモンが好きだったけど中学の後半くらいからはポケモンはしなくなってた。
そんな中きっかけとなったのはゲームセンターにいたミミッキュのぬいぐるみである。
この頃の僕はとにかく暇だった。実際には新しいバイトを始めたり、研究をしたりで暇なはずはなかったんだけど、現役のときは週7で一日5時間くらい弓を引いていたせいか、引退してその日課がなくなったらなんだかとても暇に感じてしまっていた。
暇つぶしとして映画によく行くようになって、待ち時間は劇場のすぐ横にあるゲーセンを冷やかすのがいつもの流れだった。
その日見に来たのはFate/stay night [Heaven's Feel]
いつものようにゲーセンを冷やかしているとなにやらピカチュウの出来損ないみたいな人形を食い入るように見つめる幼女がいた。
僕はひらめいた。これはあれだと、僕がさっそうとぬいぐるみをゲットして幼女にプレゼントして、幼女がありがとうと言ってお母さんのもとにかけていき、お母さんが僕に会釈するあれだと。
まあ、実際に取れるわけもないよなとか思いつつ100円をいれてアームを操作する
と、なぜか取れてしまった!
僕はテンション爆上がりである!!!
ついホントに幼女にぬいぐるみを差し出してしまうくらいにはテンション爆上がりであった。(後悔している)
そしたら少女は走って逃げた!知らない人にものをもらってはいけません、とよく訓練された幼女だ。
僕も走って逃げた。サツを呼ばれたらたまらない。こーゆーときの訓練は僕だってちゃんと積んでいる!
店員さんに袋をもらうこともできなかったのでミミッキュのぬいぐるみを抱えながら映画を見たし、移動中はカバンからミミッキュが飛び出してる不審者になってしまった。実際に不信行為もしてしまっているのでなんも弁解できない…
その時のミミッキュ、まあまあでかくて困った…
この話を研究室のSくんに話して笑い話にしたところ、彼はポケモンの実況動画(もこうとライバロリ)とぽけっとふぁんくしょんというサイトを僕に教えてくれた。
(今考えるとこのSくんは悪魔に違いない。友人を沼に引きずりこむなんて…)
とりあえず好きなポケモンだったラティアスで検索すると記事が結構出てきた。
読んでみるとレーティングバトルおもしろそう!ってなってしまう。
昔は絶対強くないと思っていたクチートとの組み合わせが多かったのもそそられた。
今のアカウントじゃないんだけど、ラティクチで記事書いてた人たちは大体フォローしに行った。(僕のTLはなぜかエロゲーの画像であふれた)
(一番よく見た子。僕自身エロゲーしたことないけど何人かの名前を覚えた)
なんやかんやで気分を高めてると新作が来月発売するらしいじゃないか…!
きたる11/17、僕はローソンでUMのダウンロード版を購入し10年ぶりにポケモンの世界へと旅立った。